2010年5月26日

感動した話

「ご高齢の方など、インターネットを使いこなせない視聴者は少なくありません。それでは、いかに役所や警察署がHPを充実させても意味がない。そこでPCよりも使いやすいテレビのリモコンで操作できるデータ放送を活用することにしました」。
残念ながら、これは放送事業者のコメントではない。6月に控えるイベントに向けて取材したあるケーブルテレビ事業者が、自主放送向けデータ放送のコンセプトについて説明した内容である。

情報格差(デジタル・デバイド)の解消―。データ放送、というよりデジタル放送化自体の大きな目的であったはずのテーマだ。が、今では「データ放送非対応テレビ」なるものが登場し、むしろ「データ放送だけに情報を出すとデジタル・デバイドを生みかねない」という訳のわからない状況となってしまった。
その本流が、いまも生きている。それも、ケーブルテレビのコミュニティチャンネルというマニアックな(?)分野で。00年12月のBSデジタル放送開始以来、取材記者の立場ながら長くデジタル放送化の現場に立ち会った者として、ある種の感動を覚えた。

無論、すべてのケーブルテレビ事業者が同じ意識、というわけではあるまい。また、地域密着へのこだわりというある種の原点回帰が、大手通信事業者の圧倒的な攻勢にさらされることで生まれた危機感の顕れであることも事実だ。
それでも、基本理念が消え去っていなかったことへの感動は大きい。都会で失われた純粋さを帰省先の田舎で探し当てたようなもの(注:話を聞いたケーブルテレビ局は東京の真ん中辺がサービスエリア。私自身は東京都新宿区出身)だろうか。
ちなみに、ケーブルテレビセットトップボックスの中にも「データ放送非対応端末」なるものが普通に存在するそうだ・・・あしからず。

高瀬徹朗(本誌特別記者)

2010年5月18日

J SPORTS 日本初の3Dスポーツライブ中継を実施!

J SPORTSは、5月15日に行われた「ラグビーワールドカップ2011 アジア地区最終予選 日本×カザフスタン戦」を3Dライブ中継し、東京・秋葉原UDXシアターをはじめ、東京/大阪あわせて4か所でパブリックビューイングを実施した。3Dスポーツライブ中継としては、日本で初の試み。

web01 会場門
今年のワールドカップといえば、サッカーだけじゃない!ラグビーも盛り上がってます。

web02 小型3D中継車
㈱NHKメディアテクノロジーの小型3D中継車。
「大型3D中継車は今日、三社祭に行っちゃいました。でも、この小型3D中継車と、となりにあるスイッチャーなどの設備した仮設車を組み合われば、同じ機能を発揮できますよ」(NHKメディアテクノロジー 放送技術本部・城所氏談)

web03 3ality
㈱イマジカによる米国3ality Digital社の3Dカメラ。
ゴール裏に設置されピッチレベルの大迫力3D映像をとらえる。
試合後半になったら、反対のゴール裏へ移動。「だいぶ重いです。根性で移動です」(カメラスタッフの方談)
さらに、試合終了のヒーローインタビューではグランド中央まで移動しての撮影。根性でした。

web04 国歌斉唱
試合前の国歌斉唱。その後、試合開始を見届けた私は東京・港区の秩父宮ラグビー場から、千代田区・パブリックビューイング会場の秋葉原UDXシアターへダッシュで移動! 
後半開始前のフォトセッションに間に合うか?

web05 秋葉原UDXシアター
パブリックビューイング会場の秋葉原UDXシアター。
後半開始前のフォトセッションにて、約100人の観客の方がマスコミ向けのサービスショット。
なんとか、間に合った…。

web06 実況&解説
解説の村上晃一氏と実況の矢野武氏。
「このトライ、カメラに向かってこい!3D映像炸裂だ!」と、会場にて生付けならではの実況コメント。

今回の3Dライブ中継はパブリックビューイング会場への中継のみであったが、スイッチングやテロップ、CG制作、そしてカメラ設置位置などの3D制作は、通常のテレビ生中継(2D)とは別にした「将来の3Dライブ中継に備えた体制」(J SPORTS技術本部・富久氏)で行われた。

特にピッチレベルでの3D映像は圧巻で、あらためて3Dとスポーツ中継の相性のよさを実感した。
今後、本格化するであろう3D放送へ期待大!

なお、今回の3Dライブ中継の詳細記事は、次号の月刊「放送技術」8月号(7/28発売)にて、J SPORTS様のご執筆にて掲載予定。乞うご期待!
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2010年5月13日

ゼンハイザージャパン 新製品発表会 

ゼンハイザージャパン㈱は、5月13日に東京・秋葉原UDXシアターにて、ワイヤレスシステムの新製品「2000 series」および「evolution G3 Wireless System」の発表イベントを開催した。

今回の新製品には「周波数スキャン機能」、「周波数バンク機能」、「赤外線Sync機能」などの新たな機能が追加されたている。また、マイクロフォンカプセルはラインナップより選択して簡単にセットアップでき、さらにPCによる管理ソフトウエア・WSM(ワイヤレス・システム・マネージメント)にも対応している。
01 「2000 series」および「evolution G3 Wireless System」
新製品「2000 series」および「evolution G3 Wireless System」

02 フェンダー
よく見ると手前のギター、フェンダーのストラトではないか!

発表イベントでは、音楽グループ「Skoop On Somebody」による実際にゼンハイザー社のマイクロフォンを使用したデモ演奏ライブや、ドイツ本社より来日したシニアプロジェクトマネージャーのKlaus Willemsen氏によるプロフェッショナルワイヤレスマイクシステムについての講演も行われた。
03 Skoop On Somebody
Skoop On Somebodyさんによるデモライブ。
「自分は体もマイクも震えるまで熱唱する古いタイプのボーカリストですが(笑)、このマイクはそれをちゃんと伝えてくれます」ボーカル・TAKEさん談

04 Klaus Willemsen氏
Klaus Willemsen氏の講演。「うぇるむせん」さんと読みます。

05 堂田氏
カメラを向けると「僕もいいっすか?」とゼンハイザージャパン・放送機器担当の堂田氏。おちゃめである。

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第14回JPPAアウォード2010 開催発表会見

日本ポストプロダクション協会は「第14回JPPAアウォード2010」の開催発表記者会見をおこなった。

今回の開催日時は以下のとおり。

「第14回JPPAアウォード2010」
日時:2010年5月28日(金)
贈賞式 14:45分~18:10
記念パーティー 18:30~20:30
場所:青山ダイアモンドホール

当日は、すでに発表されている各部門のゴールド賞とシルバー賞の中から、グランプリと経済産業大臣賞が発表される。
会見では、鈴木泰助・JPPA会長は「このアウォードなど協会活動によって、会員社の活動の充実をはかり、業界を盛り上げていきたい。また、昨今の3Dブームが業界全体への起爆剤となるよう期待したい」と語った。

鈴木泰助 JPPA

鈴木泰助 JPPA会長

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