2009年11月27日

ボーカルマイクセレクション東京

11月25日(水)、新宿文化センター展示室で開催された日本劇場技術者連盟(共催:日本音響家協会)主催の「ボーカルマイクセレクション東京」の取材に行ってきました。

会場の様子

本イベントは、日本中の優れたボーカルマイクを集め参加者が、触れて、歌って、しゃべったり
現物をチェックできるというホール音響技術者さんや局の音声担当者さんなどにとって非常に参考になるイベント。
京都放送の深尾康史さんの「マイクロホンの変遷」と題した昔々のマイクついての講義、TOAの阿部匡孝さんによる「デジタルワイヤレスマイクの規格」と題した講義も行われ、ボーカルマイクの重要性を再認識するとともに、目覚ましい進歩を見ることができました。
デジタルワイヤレスA帯に対応した製品も来年から出るようなので、放送局での利用も今後盛んになりそうです。

京都放送の深尾康史さん
京都放送の深尾康史さん

TOAの阿部匡孝さん
TOAの阿部匡孝さん

協賛企業は以下の12社で、各メーカー様がブースを設けており参加者は熱心に担当者さんと話しておられました。

協賛企業
株式会社イーブイアイオーディオジャパン
オタリテック株式会社
株式会社オーディオテクニカ
株式会社エレクトリ
ゼネラル通商株式会社
ゼンハイザージャパン株式会社
株式会社タムラ製作所
ティアック株式会社
TOA株式会社
ヒビノ株式会社
松田通商株式会社
ローランド株式会社

放送技術12月号 発売です。

月刊「放送技術」12月号、明日(28日)発売です。

放送技術12月号表紙

目次は弊社HPにて確認下さい。

この時期はInterBEEがあったりで、いろいろと忙しい。でも、やるんだよ。それが人生。

2009年11月18日

Inter BEE 2009速報 その3「気になる新製品たち」編

その他、気になった新製品・新提案をいくつか紹介。

フジノン「Precision Tracing System」。NHK共同開発で09年エミー賞技術部門賞を得た「プレシジョンフォーカス機能」(放送用レンズ初のオートフォーカス)に自動追尾機能を追加した。移動する被写体を漏らさず追尾することができるので、スポーツ中継などに最適。技術力の高さをうかがわせる。
フジノン 「Precision Tracing System」搭載のカメラ

池上通信機「GFPAK CF」。すでに市場投入され、好評を得ている製品。市販のコンパクトフラッシュと接続するとGFPAKに早変わりするというアダプタ。「ロケ先でGFPAKの残量がなくなった」というときに役立つ。GFPAKを多めに用意するに越したことはないが、それでも足りなくなってしまうというユーザへ。備えあれば憂いなし。
池上通信機「GFPAK CF」

リーダー電子のマルチSDIモニタ「LV5380」。ユーザ個々が「自ら確認したいパラメータ」を任意で選択・レイアウトできる。レイアウトをメモリーし、別の端末で反映させることも可能。なお、ブースでは従来とは異なるパラメータ(色温度など)を提案する参考展示が複数あるのでご確認を。
マルチSDIモニタ「LV5380」 ユーザーレイアウト画面例

パナソニック「AVCCAM」関連の組み合わせ展示。ポータブルレコーダ「AG-HMR10」とコンパクトカメラヘッド「AG-HCK10G」、さらにはカナリア社製専用ボタンコントローラ「RC-3D」を組み合わせると、カメラマンの入れない位置などでも自由度の高い撮影が可能に。
パナソニック コンパクトカメラヘッド「AG-HCK10G」と専用コントローラー

ソニー「Vegas Pro 9」。ノンリニア編集用ソフトウェアで、XDCAM EX、AVCHDをネイティブサポート。GUIリニューアルにより操作性も向上させている。ソニーはXDCAM EX、XDCAM HDとも「細かく」トータルラインナップ強化につとめた印象。
ソニー ノンリニア編集ソフト「Vegas Pro 9」

高瀬徹朗(本誌特別記者)

Inter BEE 2009速報 その2「3Dとクライアント」編

イベント全体で目を引いたのは、映画業界を中心として大きなブームを迎えている「3D」。プレゼンテーション用大型3Dディスプレイを採用したソニー/ソニーマーケティングブースをはじめ、各所で3D用メガネを配る光景が見られた。なお、ソニーの3D関連はこのプレゼン周りのみで、展示自体は通常どおり(XDCAM HDやXDCAM EX中心)。過度の期待は禁物である。
ソニーブースではメイン大画面にて3Dでのプレゼンテーションを行なった

朋栄ブースは毎年恒例バーチャルスタジオセットと3Dを組み合わせた参考展示を出品。被写体の女性が基本的に移動しないとはいえ、ライブ+バーチャル+3Dが実現可能であることを示したことは興味深い。
朋栄 ライブ+バーチャル+3Dが実現可能な3次元立体視システム

またパナソニックでは「P2モバイル3D」とでもいうべきポータブルレコーダを参考展示。AVC-ULTRAを前提とした将来構想とはいえ、「3Dは映画業界のもののみにあらず」というメーカー側の意識を印象づけた。
パナソニック 「P2モバイル3D」とでもいうべきポータブルレコーダ等(参考展示)

実践レベルで投入されそうな新製品(つまり、参考展示ではない)ものでいえば、アストロデザインの業務用フルHD24インチ液晶モニタ「SM-3324」は優れモノ。モニタ自体が3Dプロセッサ内蔵のため外部プロセッサが不要で、左右カメラの位置合わせ調整もモニタレベルで行うことができる。その他、左目・右目用2台のカメラを1つにまとめた3D撮影用カメラ「SHVCシリーズ」も要確認のこと。
アストロデザイン 3D撮影用カメラ「SHVCシリーズ」(上)と業務用フルHD24インチ3D液晶モニタ「SM-3324」(下)

高瀬徹朗(本誌特別記者)

Inter BEE 2009速報 その1「大手3社とファイルベース」編

音と映像、通信のプロフェッショナル展示会「Inter BEE 2009」が18日、千葉の幕張メッセで開幕した。出展社数は過去最多の816社(前年781社)にのぼったものの、出展小間数は1,391小間(同1,968小間)と大幅縮小。大手出展企業も全体にスペースを絞って展示してきたようで、図らずも「不況下の開催」を裏付けている。

ここ数年、Inter BEEのキーワードとなってきた「ファイルベース化」。国内での導入事例が増えてきたこともあってか、各社とも「現場レベルを意識した新製品」が目立つ。

パナソニックのメモリーカードポータブルレコーダ(P2モバイル)「AJ-HPM200」は、AVC-Intraコーデック標準対応や編集時のデュアルモニタ、外部HDDコンテンツの再生・取り込みにネットワーク接続対応など、実践的な新機能を数多く盛り込んできた。ブース内ではライブ映像の取り込みから簡易編集、ネットワーク経由での送信までその場でデモ。迅速性が求められる報道現場などへの対応力をアピールした。
メモリーカードポータブルレコーダ(P2モバイル)「AJ-HPM200」

GFシリーズを軸にファイルベース化を促進する池上通信機ブースで目に留まったのは「ブルートゥースオプション機能」。Bluetooth通信を利用してGFCAMとPC・モバイル端末などを接続する仕組みで、モバイル端末によるGFCAMのリモートコントロールや撮影済み映像クリップの再生、あるいはGFPAKの撮影残量やバッテリ残量の確認といった状態確認まで行える。アプリケーションソフト「GFAssist」を中心としたノートPC利用前提のシステムだが、スマートフォンなどを利用した簡易型システム導入も検討しているという。
Bluetooth通信を利用してGFCAMとPC・モバイル端末などを接続

カムコーダ・ノートPC間をWi-Fiでつなぐソニー「CBK-WA01」は、一見すると池上のそれに近い(事実、池上担当者も「接続手段にはBluetoothではなくWi-Fiも検討した」と話していた)が、製品コンセプトは大きく異なる。ソニーの場合はメタデータのやりとりを主な目的としており、撮影中映像と同時進行でメタデータ付加が行える点が大きな特徴。単体が現場で活躍するというより、ファイルベースワークフロー全体の中で活きる製品といえるだろう。
XDCAM Wi-Fiアダプター「CBK-WA01」

XDCAM HD422 フィールドステーション「PDW-HR1」

高瀬徹朗(本誌特別記者)

2009年11月17日

Inter BEE 2009 直前!

編集部Mが貼る、貼る、貼る
前日搬入完了!
今年も、弊社ブースで皆様をお待ちしております!
ホール6・メディアパートナー(ブースno.6501  : 入り口のエスカレータを降りて左手です!)
なお、本ブログでは、明日より始まるInter BEE 2009を速報します!こうご期待!

毎年、搬入作業後いただく「まん福」のラーメン。
ここは、出展者のみが食べられる(場所)にあるのです。
なぜ、こんなにおいしいのに関係者しか食べられないのか!?
まん福

しょうゆとんこつラーメン(きゃべつたまごのせ)
しょゆとんこつラーメン
美味でした。

2009年11月12日

編集長シテ吉からごあいさつ

ブログ『放送技術』プラス編集長のシテ吉です。
このブログでは、放送機器、システムと関連情報の専門月刊誌『放送技術』の編集スタッフが、記事になる前のホットな情報や記事にしないウラ情報などの硬派ネタ、とても記事にはできないギョーカイ情報などの軟らか(?)ネタまでをとりまぜて、思いのまま、気の向くまま、そしてツレヅレなるままにお届けしようと思ってます。
お付き合いのほど、どうぞよろしく!! (シテ吉)